英霊と乾杯
私の恒例の行事。
「靖国の桜となってまた会おう」・・・と言って死んでいった若き兵士達の英霊と酒を酌み交わそうと、毎年桜が満開の頃に靖国神社に行きます。
いつ外出禁止令が出るかわからないので、今年はまだ満開ではないけど早めに行きました。
一昨年までは参道に古い食堂があり、そこでおでんとコップ酒を飲むのがかれこれ15年くらい続く行事だったのですが、昨年その古い食堂は取り壊され、なにやらおしゃれちっくなカフェに変わっていました。
好きだったんだけどなー、あの食堂。
これは4年前の写真、その食堂で出会ったこのおじいさんは12歳で終戦を迎えたそうです。
毎年、終戦記念日と桜の季節には必ず靖国神社に来て、お参りしてからおでんとコップ酒を飲むのだと。
他にも貴重なお話がたくさん聞けました。
戦争の悲惨さを身を以て体験してしまった人々もどんどん少なくなり、
戦争は昔話になってしまうのでしょうか。
終戦からもう75年、
まだ75年だというのに、戦争の愚かさ、平和の大切さを忘れてしまっているのか、たくさんの戦闘機や兵器を買いまくってる政治家には本当に腹が立ちます。
今年はコロナ対策で閉館していましたが、境内横の遊就館に収められている、ずらりと並んだ白黒写真、直筆の遺書の数々、間も無く戦死するであろう時に、母親や家族、大切な人に書いて送った手紙には涙がとまりません。
息子が生まれてからは、より感慨深いものがあります。
コップ酒かソフトクリームの違いだけで、おじいさんと同じ雰囲気を醸し出している、四年前の息子・・・。ポーズまで同じ。笑
コップ酒の裏側に書いていた言葉
『ありったけの あたりまえの幸せ』