タルティーボというイタリア野菜を知ってますか?

私がアンバサダーをさせていただいている

山形県かほく町のイタリア野菜を使ったレシピを『かほくイタリア野菜ファン倶楽部』に投稿させて頂いてます。

以下はその記事です。

 

なんて芸術的なイタリア野菜!

このタルティーボを手に取ると、盛り付けのイメージがどんどん広がります。

広がりすぎて、あらぬ方向へと暴走しがちなので、そこは注意しましょう。

かくいう私も、今回ご紹介させていただいたレシピ、「タルティーボとアボカドディップ」の盛り付けで完全に暴走してしまい、もし小林幸子がステージ衣装の一部として頭に乗せて歌ってても誰も野菜とは気づかないような仕上がりになってしまってしまい、一旦冷静になってからもう一度やりなおしました。 (お写真はやり直し後のものです。)

 

イタリア冬野菜の王様タルティーボ!

フルネームは、ラディッキオロッソディトレヴィーゾタルティーボ 長っ!

 

冷たくても温かくても、何をしても美味しいし美しいので

2品ご紹介させていただきます。

 

一品目は生ラディッキオをディップでいただく、

『タルティーボとアボカドディップ』

<材料>

・タルティーボ  お好きなだけ

・アボカド    1個

・レモン汁    1/4個分

・玉ねぎ     30g

・にんにく    小1片

・ピクルス        30〜40g

・リコッタチーズ 50g

・マヨネーズ   20〜30g

・わさび     小さじ1/2程度

・塩 こしょう  適量

 

<作り方>

  1. タルティーボは下の芯を切り落として、葉を一枚一枚丁寧に剥がして洗い、水分を拭き取って冷蔵庫に。
  2. アボカドの皮を剥いて種をとり、適当な大きさに切ってボールに入れる。
  3. アボカドにレモン汁をかける。
  4. 玉ねぎ・ニンニクは細かいみじん切りに、ピクルスはお好みで歯応えを感じるくらいのみじん切りにする。
  5. 4と、リコッタチーズ・マヨネーズ・ワサビを2のボールに入れてアボカドが滑らかになるまで、潰し混ぜる。
  6. 塩胡椒で味を整えて、タルティーボと一緒に盛り付けて出来上がり。

 

 

二品目は炒めると見せかけて炒めない、簡単で美味しい

『タルーティーボのバルサミコ風味』  

<材料>

・タルティーボ     2株くらい

・EXオリーブオイル   大さじ1〜1.5

・にんにく       1片

バルサミコ酢     適量

パルミジャーノレッジャーノ 適量

 

<作り方>

  1. タルティーボは下の方の芯を切り落とし、葉は2〜3等分のざく切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れて火にかけ、弱火でゆっくりオイルにニンニクの香りをうつす。(フライパンを傾けて、一箇所にオイルを溜めてやるとよい。)
  3. ニンニクがきつね色になり、オイルに香りが移ったら火を止め、タルティーボを入れてさっとオイルと絡めてお皿に盛る。
  4. バルサミコ酢をかけて、パルミジャーノチーズを削りふる。

 

今が旬のタルティーボ、三軒茶屋のアンテナショップ「かほくらし」で購入できますので是非。

他にも山形のいろんなもの売ってます。

旅行には行けないけど、都内の方は近所で山形を感じてください。

 

ボヤ騒ぎ

ベランダで洗濯物を取り込んでいたら、遠くで消防車のサイレンの音がして、そのサイレンの音はどんどん近づいてきた。

あっという間に消防車と救急車が家の前の道路を埋め尽くして

同時にプラスチックが焼けたような匂いもしてきた。

見ると、近くのビルの2階の窓から黒煙が出ている!

1階に入ってる3件の飲食店さんは気が気じゃなかっただろうな。

コロナで大ダメージのところへ火事!だなんて。

 

なんとか火は燃え広がる事なく消し止められ、

怪我人も、男性が一人担架で運ばれていたけど、携帯をしきりに操作していたので軽傷で済んだのだろう。

SNSでも投稿していたんだろうか。

「担架なう」みたいな・・・。

 

とにかく大事に至らず良かった。

 

ふと、大昔、静岡で一人暮らしをしていたアパートでボヤ騒ぎがあった事を思い出した。

 

アパートの部屋の隣の隣に貧乏なブラジル人夫婦が住んでいて、なぜブラジル人だと分かったかというと、なぜか一度お茶に招かれて、招かれたものの言葉がわからず、何一つ意思の疎通は出来なかったけど、部屋に大きなブラジルの国旗を貼ってあったらだ。

 

その貧乏なブラジル人の奥さんが、赤ちゃんが産〜ま〜れ〜る〜!ってなった時に、旦那さんが何もかもほっぽらかして、ヤカンに火をかけたまま飛び出して行ってしまったからだと後で隣の人から聞いた。

それなら全焼しててもおかしくないくらいのアパートなんだけど、ボヤで済んただそうな。

 

ちなみに、その貧乏なブラジル人が粗大ゴミの日にゴミ捨て場に出していたテレビを、

もっと貧乏な私がこっそり持ち帰って重宝していましたとさ。

 

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20歳の頃住んでいたアパート「第2めぐみ荘」

数年前に見に行ったら、もう取り壊されて、おしゃれなハイツが建っていました。

 

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部屋

布団しかない・・・笑

 

修正とお詫び

前記事の「最高のお正月」の中で

PCR検査をしたのち

 

「陽性」とおでこに書いて帰りたいくらいの気持ちで帰省しました。

 

と書いてしまってたのですが、あれは完全に「陰性」の間違いでした。

クールな妹からのクールなご指摘で分かったのですが・・・汗

 

陽性=明るいお知らせ

陰性=暗いお知らせ

みたいなイメージでいつも間違えてました。

 

お恥ずかしい・・・・。

 

ごめんなさい・・・。

最高のお正月

昨年春に脳内出血で倒れた母は、リハビリ専門の施設に入るもコロナのせいで一切家族に会えない日々。

みんなの温かい応援があるものの、精神的に限界がきて電話口で泣くことが多くなった秋。

「もう少し、もう少し頑張ろうね。ほんで12月には家に帰って、最高のお正月をしようね」

最高のお正月・・・最高のお正月・・・

遠くにいて何もできない私にはそれしか言えません。

 

そして年末、PCR検査を受けて、退院した母の待つ実家に帰る事ができました。

それにしても自費のPCR検査、なんと4万円!!!

クリスマスイブに焼こうと思っていたチキンの丸焼きは、手羽先に変更です。

 

「陰性」とおでこに書いて帰りたいくらいの気持ちで帰省しました。

 

1月1日

朝から母にお化粧をして、お節を並べて、お雑煮を作ってお正月の準備。

そこに小豆島から姉の家族がゾロゾロと「あけましておめでとうございます!」と賑やかに到着。 

私は急に涙がボトボト落ちてきて困ってしまったので、玄関には迎えに行けず、ひたすら下を向いて黒豆を盛り付ける。

どんどんしょっぱくなる黒豆・・・。

 

イギリスの妹家族や、大阪の姪っ子達もいたら最高だったんだけど

そんな贅沢は言えません。

元気な父と母を囲んで、お正月を迎えられた幸せ。

 

車椅子を押して、近所の神社に初詣にも行けました。

 

母と約束した最高のお正月は、結局私にとっての最高のお正月でした。

 

この日を迎えるために奮闘してくれた父と姉と兵庫の叔母、

応援してくれてた皆様に心から感謝です。

 

そして正月明け、

医者からは、今後手足が動く確率はゼロ%ですと言い切られていた手が、

少し動いたんです!

足も少し動きました!

自分の意思で!

脳の伝達神経の迂回路が開通したんです!

 

 『希望』 『奇跡』 『神様』

3Kバンザイ!

 

泣 泣 泣

 

今年は大変ながらもいい一年になる予感。

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クリスマス

メリークリスマス!

って、もう二日も過ぎてるけど・・・

ブログを書こうと思いながら、酔っ払ったり、二日酔いになったりしてたら二日も過ぎてました。

今年のクリスマスはこじんまりと過ごしました。

 

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日本にピンチョスブームを巻きおこしたスペイン料理の第一人者

ホセ・バラオナ・ビニュス氏直伝のピンチョスを作りました。

 

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生ハムメロン

 

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菊芋とカブのめちゃくちゃ体に良いスープ。

 

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リース風サラダは、まぜまぜにしていただきます。

 

そしてメインのローストビーフは・・・

酔っ払って写真を撮り忘れ・・・汗

 

久しぶりに、メロンやパンをくり抜いたりして

凝ったお料理を作りました。

 

当然、翌日の朝ごはんはこうなる・・・↓

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一年で一番大好きなクリスマスも終わり

今年もあと少し・・・

 

 

 

プンタレッラとタコのジュワワワワ〜

かほくイタリア野菜ファン倶楽部のフェイスブックページでご紹介させていただいているレシピです。

 

今回、かほく町から届きましたお洒落なイタリア野菜は、プンタレッラとプレコーチェとルタバカ。

その名を口にする度に舌を噛みながら、大事に大事にに育てて下さった生産者さんの事を思いながら、私も舌を噛み噛み料理させていただきました。

そう思うと、日本のお野菜の名前のなんと地味な事か!

かぶ、にら、ねぎ、いも・・・。

そういう私の名前は「えり」

私もクリスティーナとかフランチェスカみたいな名前がよかったな・・・でも顔がついていけないか・・・なんてつまらない事を考えながら、まずはプンタレッラの下処理。

プンタレッラは、中心の花茎の部分を縦に繊維に沿って包丁で裂いては水を張ったボールにつけていきます。 

つまらない事を考えるにはもってこいの単純作業です。

 

今回はこの細く裂いたプンタレッラとタコをあえて、そこに熱々のアンチョビ&ガーリックソースをジュワワワ〜とかけていただくという、目からも耳からも美味しいお料理をご紹介させていただきます。

これは、お客様の目の前でやると結構喜ばれます。

 

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プンタレッラとタコのジュワワワ〜』

<材料>4〜6名分

プンタレッラ     半株

・タコ         200g〜300g

・EXオリーブオイル   大さじ3

・アンチョビフィレ   3枚

・ニンニク       大2片  みじん切り

・塩・コショウ     適量

 

<作り方>

  • 包丁で縦に裂いて少し水にさらしたプンタレッラと、ぶつ切りにした茹でタコを合わせて、かるく塩胡椒をしてお皿に盛り付けます。(アンチョビの塩味が強いようならコショウだけで。)
  • フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ、オイルが十分に熱くなったら、アンチョビフェレをそのまま入れる。
  • 菜箸の先でアンチョビを崩しながら、ニンニクが狐色になるまで熱する。
  • 熱々の3を1の上から回しかける。
  • ザクザクっと混ぜて出来上がり。

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最後に下にたまったソースはパンにつけてお召し上がりください。

 

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左端のがプンタレッラです。

 

真夜中のお料理

母が倒れてから、私はとにかく夜中に目が覚める。

夢の中のお母さんは、元気で手足も動いて、パンを作ってたりする。

 

目が覚めて現実に引き戻される。

 

母自身の夢はどうなんだろう?

やはり夢の中では手足は自由に動いてるんだろうか?

やっとうまくなってきた篠笛を吹いたり、掃除機をかけたり、孫を抱きしめたり・・・。

そんな夢を見てるんだろうか。

だとしたら、目が覚めた時の絶望感はどんなだろう。

毎朝毎朝、辛い現実を突きつけられている母の気持ちを思うと眠れなくなってしまう。

 

そうやってベッドの中でぐずぐずと落ち込んでしまうんだけど、

最近は眠れない時は眠ろう眠ろうとせずに起きる事にした。

起きて何かする。

 

本を読むとか、「愛の不時着」のお気に入りシーンをもう一度見るとか、

コメを研ぐとか、スープを作るとか・・・

 

今日は目が覚めてキッチンに行くと、買い置きしていたバターナッツカボチャと目が合ったので、スープを作りました。

 

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少しバターを入れたいところだけど、本人がバターを名乗っているのに足すのも失礼なので、生クリームとカリカリベーコンチップで仕上げます。

 

 

かほくイタリア野菜研究会さんのおかげで大好きになったこのお肌ツルツルカボチャ、

皮はピーラーで剥けるし、普通のゴリゴリカボチャよりすごく扱いやすいんです。

 

スープにする時は、濃いオレンジ色が出てくるまで、しっかり剥きましょう。

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<材料>

・バターナッツカボチャ    1個

・玉ねぎ           半分

・水             400〜500ml

コンソメ顆粒        6g(1包)

・牛乳            200ml前後

・塩             適量

・オリーブオイル       玉ねぎを炒め用

・仕上げ用の生クリームと、小さく刻んでカリカリに焼いたベーコン

 

<作り方>

1、バターナッツカボチャのへたを切り落とし、縦半分に切る。

  スプーンでワタとタネを取り除き、皮をピーラーで剥き、一口大に切る。

2、玉ねぎは荒みじん切りにしておく。

3、鍋にオリーブオイル(サラダ油でもよい)をひいて、玉ねぎをしっかり炒める。

4、カボチャも投入して、少し炒めてから水を入れる。(カボチャが浸るくらいまで)

  カボチャが柔らかくなるまで蓋をして煮る。コンソメ顆粒も入れる。

5、荒熱を取ったら、ミキサーに入れてガルガル回す。

6、元の鍋に戻して、好みのとろみ具合まで牛乳を入れる。

  塩で味を整える。

 

 

もう一度ベッドに入って、ウトウトして起きてきたら

優しいスープが出来ている幸せ。