フランスの海へ
一旦パリを後にして、モンパルナス駅からTGVでボルドーに行き、駅でレンタカーを借りて海辺の街「ロワイヤン」を目指す。
なぜにロワイヤンか?
ただ、大好きなお友達が勧めてくれたのでどんな所か行ってみたくなったから。
「ロワイヤンって小さな街やねんけど、めっちゃええよ。大きなマルシェがあってな、素朴でかわいい街やねん。コルビジェの建築した建物もさりげなくあったりしてな、ムール貝美味しいし、メインの通りにあるキャフェのショコラは世界一美味しいから絶対飲んで欲しいわ。ボルドーからロワイヤンに行く道中にはコニャックの有名なとこがあって、試飲もいろいろできて楽しいで、あ、こんにゃくちゃうで、コニャックやで〜〜!」という具合・・・。
そんなわけで行ってきましたロワイヤン。
小さな街、小さなホテル。
観光地〜!って感じがなくて、本当に素朴で人々も親切で良い所でした。
ここでは二泊。
ホテルの部屋にはエアコンがなかったけど、夕方の西日の時間帯を除けば、窓を開けてたらちょうど気持ち良く、朝方には寒いくらいでした。
ボルドーからロワイヤンへの道は見渡す限りのひまわり畑。
海を見ながらの朝食。
ここら辺で有名なカニ。味はワタリガニみたいな感じで殻が異常に硬い。
ロワイヤンの浜辺。
来てよかった。
セラッチ、ありがとう。
そして次はフェリーに乗ってアルカションという、またまた海辺の街へ。
荷造り 荷ほどき 荷造り 荷ほどきと忙しい。あちこち行こうと欲張りすぎたかな・・・。
アルカションは日差しがきつくてサングラスが無いと目が開けられないほど。
さすがにここまで来ると日本人も中国人も一人も見当たらない。
ここでも二泊。
1日目の夜はPlateau de fruits de mer(海の幸の盛り合わせ)を張り切って食べに行ったけど、ちょい期待外れ・・・。でも帰り道に水平線に沈んでいく真っ赤な夕日を見れるという感動的な体験をできたのは、あのお店で追加の注文をしなかったからだと思うと諦めがつく。
二日目は朝からアルカションの旧市街に繰り出し、マルシェを見つけてまたも大盛り上がり!と言ってもキッチンの無いホテルなので食べ物は買えないけど、見てるだけでワクワクします。
昼には海辺に戻り、海の家でムール貝を食べたのですが、このムール貝、今まで人生で食べたムール貝の中で一番美味しかったのです。貝そのものは割と小ぶりなのですが、ソースが絶品でした。あー、早く日本に帰って作りたい!
午後は水着に着替えて海に行ってみたけど、日本のビーチではありえないような高波がザップンザップン押し寄せるので子連れでは波にさらわれそうで怖くて入れない。しかも水が冷たい。
実は私は泳ぎは得意なのだが、サメが怖くて海水浴は苦手。
海に入ってる間中ずーっとサメのことを考えている。
しかもサメが怖すぎるあまりサメの事を調べすぎて、ちょっとしたサメ博士でもある。
というわけで、プールへ退散。
そしてあっという間にアルカションの滞在も終わる。
面白いデザインのホテルで、部屋の真ん中に湯船が。
知らない犬に追いかけられ、必死こいて逃げる悠之介。
砂浜は片栗粉のようにキメが細かくて気持ちいい。
めちゃくちゃ美味しかったムール貝
松の実が効いてる。
このムール貝料理の味と、地平線に沈んでいく夕日は一生忘れない。