言葉の壁
ファッションデザイナー島田ジュンコさんの娘のキョウコが9才の娘を連れてパリから日本に引っ越してきた。
彼女自身もデザイナーであり、素晴らしい馬術のライダーでもある。
「お友達呼んで美味しいチキンの料理をやろうと思うの、えりちゃん来ない?」
もちろん行きまんがな!
そのチキンがこれ。
ブルターニュ風だそうで、香草とバターの香りが食欲をそそります。
そしてキョウコが仕入れてきてくれた大好物のブラータチーズ。
これ、日本では2000円以上はします。
切ると、中からブラ〜〜〜〜っと柔らかい部分が出てくるのです。
最近、花畑牧場がブラータを出してるけど それはあんまりブラ〜〜〜〜タしない。
でもお値段が手頃なので、よしとする。
キョウコの手料理や持ち寄ってきたものがどんどん並んでテーブルが華やかに。
そしてどんどん集まってくる友人たち・・・
モデルさんとか 素敵な人ばかり。
そして気がついたらそこはフランス語と英語の世界・・・。
やばい。
めっちゃ楽しいけど やばい。
やっと見つけた黒髪の娘ににじり寄って行ってみたら、英語ペラペラの中国人だった。
うん、皿でも洗おう!とキッチンで皿を洗い始める。
こんな素敵なホームパーティーで、語学力もない、皿を回すほどの芸もない
そんな私は皿を洗うしかないのだ・・・
気配りのキョウコが「えりちゃーん、お皿はほっといていいからさー」と気にかけてくれるが、満面の笑みで皿を洗い続ける。
魅力滴な人々に刺激を受けて、そこにいるだけで楽しいパーティー
でも喋れない・・・。
今度こそ、本気で真面目に語学を勉強しよう!
そう硬く心に誓った帰り道。
もっと早くやっておけばよかったと後悔しまくる私の頭の中に