カップラーメン

私、お料理教室やってます、これは体にいいです、あれは美容にいいですとか言ってるけど、B級グルメも大好きだし、たまに食べるカップラーメンと、たまに飲むファンタグレープもめちゃくちゃ美味しいと思います。あと、うまい棒キャベツ太郎

 

初めてカップラーメンというものを食べた日の事をはっきりと覚えています。

うちの母は添加物にはうるさくて、子どもの頃インスタントラーメンやお菓子は食べさせてくれなかったのですが、ある日、母が日清カップヌードルというのを一つ買ってきて、どんなものか食べてみようと台所で母と私たち三姉妹でカップヌードルを取り囲み、「ふむふむ、フタを途中まで開ける?」「お湯を注いでフタを閉めて重しを乗せる?」「ほー、3分待つ?」などとみんなでワクワクしながら、そして順番に食べる。

その一口の美味しかった事! 今でもその時の光景や匂い、姉や妹の反応まではっきりと覚えています。 母も美味しい美味しいと言ってました。

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調べてみると、日清カップヌードルが初めて発売されたのが1971年9月18日、その5年後の1976年に焼きそばUFOが発売されます。

まさに私と同世代なんですね。

もちろん初めての焼きそばUFOも覚えています。

同じく母と三姉妹でUFOを取り囲み、作り方を読みながら、湯切りという高度な作業をしてソースを絡めて出来上がり。

・・・そんなわけない、焼きそばなのに焼かずに出来るわけないよねと納得のいかない私達はフライパンを引っ張り出してそれを焼き始めます。

ソースの絡んだ粘り気のある麺は、当時のテフロンではないフライパンにめちゃくちゃひっついて、半分くらいはフライパンに没収され、その時は焼きそばUFOは不良品だという結論で終わりました。

もちろん、焼きそばUFOの正しいたしなみ方を知った今となっては、たまーに酔っ払った夜中に目玉焼きをトッピングしたりして楽しませていただいてます。

私も母と同じく、科学調味料や添加物は極力避ける派です。

でも年に数回は無性に食べたくなるんです。

あれらの旨味は舌ではなく、直接脳に「どうだ!うまいいだろ!」とアピールしてくるんでしょうね。

今ではお店の棚の一面を占めるほどのインスタントラーメンの種類が発売されてるけど、私は日清カップヌードルか焼きそばUFOに手が伸びるのです。