エッフェル塔
8月18日
パリには何度か来たけどエッフェル塔に行ったのは初めて。
日本よりは涼しいとはいえ炎天下の中、入り口の長蛇の列はまずセキュリティーチェック。ようやく私たちの前に並んでいた親子四人の順番が来たのだが、なんと5歳くらいの子供が持っていた明らかにおもちゃのカラフルなプラスチックの剣がセキュリティーチェックのおじちゃんにダメだと言われ、処分してからまた並び直すようにとの事!
こんなに並んだのに〜〜?
もう一人のセキュリティーチェックのおばちゃんが「これくらいいいじゃないの!」と言うが責任者的なおじちゃんはNon!と首を横に振るので、家族はしょんぼりとプラスチックの剣を持って立ち去った。
厳しい。
トイレに入るのにもまずセキュリティーチェック、チケットを買って塔に登る前にもセキュリーチェック。
そう、寺院に入るにもデパートに入るにもまずセキュリティーチェックでバッグの中を開けて見せるのです。
確かにテロは怖いのでそれくらいしていただいた方が安心ではあるのだけど。
それにしてもパリで見かける恋人達はなぜにあんなに情熱的なんだろうか。
普通に歩いてるかと思えば、急に立ち止まって見つめ合い、キス。
しかも、そんじょそこらの軽いキスではなく、ブッチュ〜〜ベロベロブッチュ〜ってな具合。
歩いててもそんな感じなんだから、止まっててしかも暇なチケット売り場の列ではもう恋人達はみんな大変なブチュブチュぶり。
私の前の前に並んでいたカップルなどはもう「お布団敷きましょうか?」状態・・・。
ガン見しててもお構いなし。
まさに、二人の世界なんでしょうね〜。
そう、肝心のエッフェル塔は下からエレベーターに乗らずに階段&エレベーターというコースを選んだので降りてきた時には膝がガクガクだったけど、上での眺望はそれはそれは素晴らしく、セーヌ川、パリの街を一望しながらのシャンパンはまた格別でした。
高所恐怖症の私は終始へっぴり腰でしたが・・・。
夜は、大好きなお友達でパリで活躍のファッションデザイナーのMiki Mialyさんのお宅で夕方シャンパンからのおしゃれディナー。
性格は男前でありながら女子力も高いミキさんはお料理もプロ級だし、そのおもてなしの心の細やかさには感動です。
美味しいディナーの後は、数年前に一緒に旅をしたアフリカのビデオの上映会で盛り上がり、実家に帰ったような居心地の良さに遅くまで楽しい時間を過ごさせていただきました。
ある本の中の、私のお気に入りの一節
『誰かを食事に招くという事は、その人が自分の家にいる間じゅう その幸福を引き受けるという事である。』
という言葉をしみじみと感じた夜でした。